はじめての方へ
はじめてのご葬儀は不慣れなことも多いため、不安を感じるのも無理はありません。
しかし葬儀の流れや必要な準備について、少しだけでも理解しておけば、もしもの時も慌てずに済みます。
この機会に、基本的なポイントだけでも押さえておきましょう。
喪主様にご用意いただくもの
大切な方のご葬儀を滞りなく営むために、まずは死亡診断書(死体検案書)・遺影用のお写真・印鑑の3つをご用意ください。
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死亡診断書
祭亡くなった日時や原因などが記載された死亡診断書(死体検案書)は、役所に提出する死亡届と左右一対になっているのが一般的です。死亡届は、死後7日以内に所定の役所へ提出するよう法律で定められています。
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遺影用のお写真
ご葬儀で祭壇に飾る遺影は、故人様を偲び、追悼するための大切な役割を果たします。
学研ココファンのお葬式《ここりえ》では、故人様に相応しい遺影をお作りいたします。お顔が大きくはっきり写った、故人様らしい表情の写真をご用意ください。 -
印鑑
死亡届の提出、ならびに火葬許可証の申請は、弊社が無料で代行いたします。
その際に届出人様の印鑑が必要となりますので、市販の三文判などをご用意ください。
*インク浸透印は不可
事前準備
ご逝去から通夜・葬儀までの期間は、おおむね2日から3日ほどが一般的とされていますが、火葬場の混雑状況等によって1週間程度ご安置が必要になることもあります。大切なお身内を亡くされたご遺族様は、深い悲しみの中であっても、短い時間で葬儀の準備を進めることとなりますので、心身ともに大きな負担がかかります。
もしもの時の負担を軽減できるよう、事前に準備しておける事柄をまとめました。
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① 喪主を選ぶ
喪主は、遺族や親族を代表して葬儀全体を取り仕切る重要な役割で、滞りなく葬儀を営むうえで不可欠な存在です。
喪主選びの基準について特に決まりはありませんが、故人様の配偶者や長男など、近親者が務めるケースが多くを占めます。
葬儀を主導する立場となる喪主を事前に決めておくことで、葬儀の準備を円滑に進めることが可能となります。 -
② 葬儀の予算・内容
葬儀に対する考え方は1人ひとり異なるため、関係者全員の意見を短時間でまとめるのは、かなり難しいでしょう。
とはいえ、葬儀までに残された時間には限りがあるため、ご逝去当日、もしくは翌日におこなわれる葬儀社との打ち合わせまでに、詳細な葬儀内容を決める必要があります。
しかし、あらかじめ親族内で話し合うなどして、葬儀の形式や規模などについて意見を取りまとめておけば、後になってトラブルになる心配はありません。
また大まかな予算を決めておくだけで、葬儀社から最適なプランを提案してもらうことも可能です。 特に予算については、ご遺族様の生活に影響する部分となりますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。 -
③ ご安置場所
ご安置の場所は、お葬式の日までお休みいただく場所で、「ご自宅」「葬儀社などの安置施設」「火葬場併設の安置室」などがあります。
ご安置の間はドライアイスなどでご遺体保全を行い、ご要望に応じてお身体のケアをします。
安置施設によっては、故人との面会時間や回数に制限がある場合もあります。近年は、住み慣れた居室で安置できる高齢者施設もあります(学研ココファンの高齢者住宅の場合は、居室でのご安置が可能です)。 -
④ 宗旨宗派の確認
先祖代々のお墓がある菩提寺があれば、葬儀社の手配と同時に、できるだけ早いタイミングで訃報の連絡を入れます。葬儀をせず、火葬のみの場合も訃報の連絡だけは入れておきましょう。
菩提寺が遠方にあり、明らかに葬儀当日に来てもらうことが不可能という場合でも、今後の法要や納骨の際にお世話になる可能性が高いので、必ず一方を入れます。葬儀当日のお勤めについては、同じ宗派の寺院を紹介していただけることもありますが、その際の戒名(法名)は菩提寺からいただくのが基本です。
菩提寺がない場合は、学研ココファンのお葬式《ここりえ》が、宗旨・宗派に沿った僧侶をご紹介しますのでご安心ください。 -
⑤ 遺影用の写真選び
通夜式や葬儀・告別式で祭壇に飾られる遺影は、故人様を偲び追悼するうえで、非常に大きな役割を果たします。
そのため葬儀を営むにあたって、遺影に使用する写真を準備しておきましょう。
画像の加工技術が進歩した現在では、背景や服装などの自然な修正も可能ですし、かつてのように真正面を向いた写真でなくとも問題ありません。
むしろ最近では、生前の故人様のお姿が思い起こされるような、自然な表情の写真を用いるケースが多くなっています。
とはいえ限られた時間の中で、故人様らしい表情の写真を選ぶのは至難の業ですので、あらかじめ何枚かピックアップしておくと安心です。
もしもの時は?
もしもの時は、24時間365日対応の学研ココファンのお葬式《ここりえ》までお電話ください。ご希望の場所まで最短1時間ほどでお迎えにあがります。専門のスタッフが現在の状況を伺いますので、深夜・早朝でも遠慮なくご連絡ください。
*病院から葬儀社を紹介されることもありますが、断っても失礼には当たりません。
安心してご連絡いただけるよう、ご逝去からご葬儀までの大まかな流れを以下にまとめました。
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①お電話
まずは学研ココファンのお葬式《ここりえ》までご連絡ください。専門スタッフが24時間365日、いつでも対応いたします。
0120-323-800 -
②お迎え
ご希望の場所まで最短30分~1時間ほどでお迎えにあがります。その後は、故人様をご安置場所までお連れします。
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③ご安置
通夜・葬儀までのあいだ、故人様をご安置いたします。ご面会の希望や費用等を伺い、お身体の状態に沿ったご安置場所やご安置方法のご提案をいたします。
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④お打ち合わせ
ご葬儀の内容や日程について、打ち合わせをおこないます。ご要望やご予算に最適な葬儀プランを、ご提案いたします。
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⑤お葬式
事前に伺った内容に沿って、通夜・葬儀を執り行います。安心してお過ごしいただけるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。
葬儀プランの選び方
学研ココファンのお葬式《ここりえ》では、多種多様なニーズのお応えできるよう、さまざまな葬儀プランをご用意しております。
お客様の状況やご要望・ご予算、想定される参列者数などを伺ったうえで、最適なプランをご提案いたします。
葬儀プラン選びの目安にしていただけるよう、各プランの特徴をまとめました。
知っておきたい葬儀の流れ
日常生活の中で、できるだけ考えたくないことかもしれませんが、どのような人生にも終焉は訪れます。誰もがいつかは遺族になり、告別式の参列者になることも避けられません。悲しみに打ちひしがれ、心も動転するような場面で、遺族や親しい人たちを支えるために、しきたりや作法があるともいえます。最近は死を忌むべきことと捉えるのではなく、人生を全うすることとして考え、自らの葬儀の演出を前もって指示しておいたり、希望しておいたりすることも広まってきました。
いざというとき慌てないために、基本的な葬儀の流れ、会葬のマナーは心得ておきましょう。
弔事の流れ
葬儀は人生最後の儀式。弔事の一つひとつにしきたりがあり、意味があります。地方によっ て、また宗教や宗派によって名称や作法は異なりますが、大方の流れは次のようになります。
01.臨終
遺体を北枕に安置し、喪主、儀式の形式と日取り、葬儀社を決めて依頼し、寺院や知らせるべき人に連絡します。
02.通夜の準備
枕飾りをして遺体を安置。喪服、遺影の準備と世話役との打ち合わせ。戒名の依頼や隣近所への挨拶、死亡届の手配も行います。
03.通夜
故人との別れを惜しみ、夜通し香と灯火を絶やさず遺 体を守ったのが本来の通夜ですが、最近では数時間ほどで終わる形式が多くなりました。通夜が終了した後は、通夜ぶるまいとして親族や親しい人に食事などを振る舞ったり、代わりに折り詰めなどをお渡しすることもあります。
04.葬儀・告別式
通夜の翌日に、死者を弔うのが葬儀で、故人に別れを告げるのが告別式です。読経の後、遺族、親族が焼香し、参列者の焼香へと移ります。
05.出棺・火葬
最後の対面の後、別れの花などを行い、遺族の手で霊柩車へ。会葬者は合掌して見送ります。
※葬儀・告別式の前に行う場合もあります。
06.火葬・骨上げ
火葬の前に全員が焼香。火葬終了後は、二人一組になって箸で遺骨をはさみ骨壺にいれる骨上げを行います。
※葬儀・告別式の前に行う場合もあります。
07.還骨回向
持ち帰った遺骨、位牌を祭壇に安置し、僧侶が読経する中、遺族による焼香が行われます。このとき、本来7日目に行う初七日法要を、繰り上げてとりおこなう場合が多くなっています。
08.精進落とし
法要後、お世話になった人に感謝と慰労の気持ちを込めて喪主が挨拶。遺族が酒と料理でもてなし、故人をしのびます。
09.追善供養
初七日に始まり、三十五日、四十九日、百か日と、お経を上げて、お香で供養します。このとき納骨を行う場合もあります。
10.年忌法要
一周忌に始まり、2年目の三回忌、6年目の七回忌、その後十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌と法要を続けます。三十三回忌または五十回忌をもって、弔い上げ(最終の年忌法要)とする場合が多くなっています。
※上記に関しましては、一般的な仏式の慣習を掲載したものであり、各宗教や宗派または地域により異なる場合がございます。